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いぐさ成長日記その1

いぐさは、植えてから刈取りまでにどのくらいの時間がかかるのでしょう?

ホウレンソウ、キャベツなどは種から3,4か月で収穫ですが、いぐさは、元苗を植えてからなんと1年7か月もかかります。

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これが、ポット植えの赤ちゃん苗(来年7月に収穫分)影写りこんですみません。

来年の苗1月末

こちらが、畑で育てている赤ちゃん苗

い草1月29日①

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1月29日に撮影した、いぐさの田んぼ、一番寒い時期ですね。

1月末イ草倉井

根がしっかり張るほど、良いイグサになります。
土づくりが重要です。

 

続いて2月23日撮影のイグサの田んぼ

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1月の写真と比べると、大分草が伸びて青々してきました。

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根も順調に張っています。

よーく育って、良い畳表になってよー(笑)と願いつつ圃場を後にしました。

また、来月に生育状況はお伝えしたいと思います。(光)

 

 

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いぐさ製織体験!!

先週の土曜、イグサ農家さんで畳表の製織体験をしてきました。
畳の材料畳表は、畳屋さんが作る物、と思ってらっしゃる方も多いかもしれませんが、
農家さんがいぐさの収穫から、泥染め、乾燥、
製織、つまり畳表に織り上げるまでを一手に引き受けてくださっています。

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いぐさは、収穫したあと、泥染め、乾燥し上の写真のような形で保存されます。

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いぐさを織る前に、製織の際にいぐさが折れてしまわないように適度に加湿します。

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機械で長さを選別した後、焼けや、折れがないか人の目で確かめ、

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長さをそろえ、織機にかけます。

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織機には、人が付きっきりで、機械に異常はないか、きちんと織れているかなどをチェックします。1日で織れる畳表は、10枚程度です。高級品になると、1日4枚程度しか織り上がりません。

中国産の畳表などに押され価格が下がり、熊本のいぐさ農家さんは10年前の半分以下に減ってしまいました。

以前、大手着物メーカーの社長の公演を聞いた際「伝統産業は産地と市場両方作っていかないと無くなってしまう」という言葉が、私の胸の中にはずっとあります。

お客様に喜ばれるのはもちろんですが、いぐさ農家さんも喜んでいぐさを作り、後継者に安心して継承していけるようにしていきたいと改めて思いました。

この研修会には全国の畳屋さんと産地の農家さん、問屋さんが参加しております。そこには、畳を愛する熱い仲間がたくさんいました。

一畳屋だけで、これをやるのは無理かもしれませんが、全国の仲間たちと共にいぐさの産地を盛り上げていきたいと思いました。(光)

 

 

 

 

 

 

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ハート畳forウェルカムボード

結婚式のウェルカムボード用のハート畳を作りました。

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製作は畳職人の亀井喜三郎です。

緻密な計算と職人技でハート型の畳を作っていきます。

通常四角の畳をカーブを付けて作るのは結構技術を要します。

仕上がるとこんな感じになります。

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更に文字が入るとこんな感じになります。

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お世話になった方々に感謝の気持ちが伝わる良いウェルカムボードが出来たと思います。

Happy  Wedding!

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6人の畳一級技能士!!

昨日のブログをご覧になった方は、少しばかり重複する内容で失礼いたします。
一畳屋には、4人の畳1級技能士がいたのですが、昨年さらに2人が合格し、畳1級技能士は合計6人になりました。
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畳一級技能士の試験は、実技と筆記があり実務経験7年以上の畳職人に受験資格が与えられる、国家資格です。

品質向上のためと、従業員のモチベーションアップのため一畳屋では、畳一級技能士の資格取得支援をしています。
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畳技能試験は、5時間半で、床切りから縁の縫付けまで1枚の畳を5時間半で仕上げるというものです。最近では、畳屋といっても機械で生産するのが主流で手縫いで畳を作ることはほとんどありません。

しかし、より良い畳の仕上がりを追及するうえで、筆記試験の勉強や、畳を手で一枚仕上げるという練習はとても良い機会になったと思います。

一級技能士をとったことで、本人たちにも自身が付き、仕事に対する態度にも一段と磨きがかかったと思います。

畳歴40年を超える社長の弁を借りると「一級技能士をとってからがスタートのようなもんだ」ということなので、おごらず今後ともお客様のために精進していきたいと思っております。

 

 

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健二郎さん 手縫い実演中

畳替えの風景
皆様は、どんなイメージですか?

どうやって作っているのかわからない方が、ほとんどでしょうが、
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畳屋のイメージといえばこれではないでしょうか?通常、畳は機械で作るようになり手仕事をすることは
ほとんどなくなりました。

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手仕事には、機械で作った畳にはない、手作りの風合いがあります。

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職人が一針、一針糸をつなぎながら縫っていく。

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私たちの、祖父の代はすべてこの手仕事で、大八車に材料を乗せてお客様のお宅で、
出仕事をしていたそうです。

仕事のやり方は変わっても、技術や、お客様を思う心はこの糸のように繋げていきたいと思っております。(光)

 

 

 

 

 

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作業の標準化 作業マニュアル検討会

忙しい年末を終え、1月は一畳屋で一番仕事の少ない時期を迎えます。

皆の頑張りもあり、繁忙期もほとんどクレームもなく乗り越えることが出来ました。
新しいメンバーも増えたということで、機械メンテナンスのため機械が一日止まる日を利用して、
日々の終礼では深堀出来ない、新人さんに教える内容の統一、
さらなる技術の向上、お客様満足度UPを目指して、
先日作業の標準化と、作業マニュアルの検討会を行いました。

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まずは、事務所で現段階の作業を確認、「もっと効率的なやり方はないか」、「新人さんへの教え方はどのようにしたら良いか」など、全員参加で議論が飛び交います。

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議論をふまえて、工場で検証作業。

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丸一日かけた会議も終わり、着々と決めたことを実行する日々です。

 

 

 

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八代視察

1月29日 八代にイグサ農家さんの視察に行ってきました。

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今回お伺いしたのは、倉井さんと草野さん2件の農家さんです。一畳屋の主力商品を提供していただいている農家さんで、今では少なくなってきた、在来種のイグサを表皮が強く、お客様に長く使っていただけるようにという信念のもと、イグサつくりに情熱を燃やしていらっしゃいます。

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畑に植えられた来年の苗、ここから上のイグサのように、原材料として使えるようになるまで1年7か月かかります。

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これが、今年の苗。根が真っすぐ伸び強いイグサに育っていきます。

いぐさは、刈り取って終わりではなく、泥染め、乾燥、選別、織り、仕上げなど様々な工程を経て私たち畳店が使う、畳表となり。さらに畳屋が、畳の状態に仕上げお客様のお部屋に敷きこみます。

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イグサの選別作業

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いぐさ専用織機で織り上げます。

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だいぶ工程省きましたが、完成した畳表です。

畳には、農家の愛情と、畳屋の愛情が詰まっています。そのうえ空気をきれいにし、リラックスさせてくれっます。改めて、畳って世界に誇れる素晴らしい敷物だなと思いました。(光)

 

 

 

 

 

 

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畳のクリーナー。

この謎の箱型の物体は?

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そうです。題名の通り「畳クリーナー」です。

畳表は染土(せんど)とよばれるもので泥染めされています。畳を新しくしたときに白く付く粉のようなもの。

あれが染土です。畳表面の染土をこの機会できれいにします。

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こんな風に入っていき(入口)

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通り抜けたときには染土が落とされてます。

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before

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after

写真では少し分かりにくいですが、すぐにお部屋が使えるということでお客様に喜んでいただいています。

 

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一畳屋のチラシ

一畳屋のチラシはここ数年、顔写真入りのものを使用しています。
チラシ_表面_見本(最新チラシ表)
2013.7裏(価格表)(最新チラシ裏)

社長・常務・三兄弟、そして社員たち。顔を出しているので、自分の仕事により責任感がわいてきます。
寝ている赤ちゃんは、長男の一人娘!!まさに家族総出演(笑)

ずっと、チラシをとっておいてくださるお客様や、常務や社長の同級生や知人が写真を見て注文してくださることもしばしば。

今日も、常務の高校時代の先生の所に見積もりに行ってきました。常務の高校の卒業アルバムまで見せていただ来ました。

先日も常務の同級生のお家で、自家製のお野菜をいただきました。
そんな信頼にこたえるいい仕事(お客様に満足していただける仕事)をしていきたいです。

次のチラシあたりには、私長女の写真も、のるかな・・・・(光)

 

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ハート畳 円畳

畳といえば、長方形や正方形が一般的ですが、最近は様々な形の畳に挑む畳屋さんも多いようです。
私も先日、畳で楽器を作っている畳屋さんを見ました。
自分の会社じゃなくても、畳のことがテレビで取り上げられると何となく嬉しくなってしまします。

一畳屋でもこんな畳作っています!!
ハートの畳、{長男慎一郎はこの畳を、結婚式のウェルカムボードとして使いました。(^~^)}
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<写真は年を取るごとに似てきている、常務(母)と社長(父)です>

円の畳
和円畳
円の畳は円形に畳を作るのも難しいのですが、よーく見てください!!
縁の部分の柄合わせ(専門用語で紋合わせ)もかなーり難しいのです。。。
力作2本立てですが、作ったのはもちろん我が社の看板息子。3男喜三郎です。
亀井喜三郎

ちょっと変わった畳のオーダーも承っておりますので、お気軽にお問合せください。(光)

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九畳連技能コンクール その2

昨日に引き続、競技大会の様子をお伝えします。

板入りの畳と、床の間用の床畳を作ります。各県組合の理事が見守る中、厳正な審査が行われます。

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ゼッケン15番が、三男 喜三郎さん。↑

九州畳組合連合会技能競技大会は、3年に一度開催されます。会場の様子はこのような感じ。↓

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上の写真は、入賞した畳の前で記念撮影。「はいチーズ」

{写真撮影:母で常務の洋子さん初めてのデジカメ撮影。ピンとのずれ、ズームになってないのはご愛嬌(笑)}

(光)

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九畳連技能コンクール

10月27日 日曜日

九州の畳屋さんの技能向上のため、九畳連技能コンクールが大分県で行われました。

九州各県から、腕に覚えのある職人たちが自薦、他薦により16名集まりました。(全員1級技能士)

一畳屋からは、CMでもおなじみ?3男  喜三郎が出場!!

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練習の甲斐もあり見事、準優勝!!

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本人は、もう少し練習していればと、出来栄えを悔やんでおりましたが、

5時間の耐久戦で5秒前に完成という、ある意味奇跡のタイムで滑り込んだことに、わが弟ながら畳の神様に選ばれた男だなと感心致しました。

競技大会があることは、、普段は手縫いをすることがめっきり少なくなった畳屋さんも職人魂に火が付き、業界全体の技能向上につながるいいことだと会場の様子や、土産話を聞きながら思いました。

我が家にも魂に火が付いた男が一人(笑)

目指せ名工!ガンバレ!!巨匠と呼ばれるその日まで。。。(光)

 

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ホテルの畳。

ホテルの畳を作らせていただいております。

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土台が傷んでいたこともあり畳新調入れ替え工事です。

30畳敷の広間です。正確に部屋の寸法を当たり、正確に作り、一発でバチッと敷きこみます。

畳屋さんの腕が試されます。納品が楽しみです。

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工場見学

本日は西合志南小学校の3年生が工場見学に来られました。

総勢120名と多かった為3クラスに分かれて1クラス毎見学してもらいました。

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まずは畳の材料と畳表について生徒に質問しました。

事前に勉強してきたようで、畳表の原料はイグサ、産地は熊本県八代市と大きな声で返ってきました。

たったこれだけのことに、何かうれしくなる私(次男)でした。

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次に手縫い畳の実演を行いました。昔と違い、畳を手縫いで作られるところを見ることがなくなった為、生徒たちには驚きだったみたいです。

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そして、現在の機械を使った製畳過程を見てもらいました。

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手縫いと比べたときの縫うスピードの速さ、また機械音に興味津々でした。質問も次から次に飛んできます。

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機械の見学が終わった後は質問タイム。計120名の質問は次から次に手が挙がり、30以上の疑問、質問に答えたと思います。中には小学校3年生とは思えない鋭い質問もあり、畳について、興味を持って工場見学にきていることに、またうれしくなる私(次男)でした。

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最後に来年予定されているミニ畳作りについて、お話をして終了しました。

みなさん、これからも畳のことを好きでいてくださいね。

 

 

 

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今日の畳。

本日は個人宅様の畳表替えをしております。

写真は畳の縁をたたんでいるところです。(橋本)

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カメラを向けれら照れ笑いの橋本氏。手慣れた手つきで次々に流れてくる畳の縁を手際よくたたんでおります。

このあと縁の横の部分を縫って納品です。今日も一日良い仕事を心掛けて頑張ります。