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2023年最新 畳のカビ取りを解説!!

こんにちは一畳屋です。
いよいよ熊本も梅雨入りしましたね。
梅雨の時期気になるのはカビ!!

一畳屋の畳のカビ取り方法をお伝えしていきます。
畳にカビが生えてしまった方の参考になれば幸いです。

まずは用意する道具です。
雑巾数枚、乾いたタオル、スプレー式エタノール
マスク、ゴム手袋

エタノールはスプレータイプで、エタノール含量が70%から80%のものを使ってください。

マスクとゴム手袋をはめ、窓を開けてから作業を開始してください

ステップ1
最初に固く絞った濡れ雑巾で表面のカビを取り除いていきます

カビのねばねばを取るには、乾拭きより水拭きが有効です。
まずは物理的にカビを除去していきます。

雑巾は小さく、折りたたんで拭いて行きます。
こまめに面を変えてください。常に雑巾のきれいな面で畳を拭いていきます。一度拭いた面は、使わないでください。

裏表全面使った雑巾は、新しい濡れ雑巾に変えましょう

 

雑巾に色がつかなくなったら、スッテプ1は終了です。

ステップ2
残ったカビの殺菌です
畳の表面が乾いたら、エタノールを全体に吹き付けていきます。
まんべんなくスプレイしてください

高濃度アルコールは、揮発性が高く、すぐ乾きます。乾くと同時にカビを殺菌してくれます。
アルコール度数が低いものは水分が残ってしまい、逆にカビの原因になってしまうことがありますので
エタノール含量が70%から80%のものを使ってください。

スプレイ後アルコールが完全に乾くまで、5分ほど時間をおきましょう

ステップ3
畳を乾いたタオルで拭いていきます
乾拭きは、死滅したカビの残骸を取り除くためと、カビが死滅しているかチェックするためです。
カビが生存している場合、雑巾のすべりが悪くなります。

その場合は、エタノールスプレーと、乾拭きをもう一度繰り返してください。

これで、畳のカビの除去は完了です

カビがひどくない場合は、スッテプ2と3だけでも十分です。

生えてしまったカビを取り除くのは、結構大変ですよね(^_^;)
畳が新しい時は栄養分を持っているので、カビが生えやすいです
畳を変えてから2年間の6月~10月は特にご注意下さい。

一度しっかり除菌しても、部屋の状態が悪いと、再度カビがはえる可能性もあるので、予防を徹底しましょう

和室のカビは簡単な方法で予防出来ます
“簡単なカビの予防方法!!
1)除湿する(エアコン・除湿機で湿度60%以下に)
2)こまめなお掃除(埃をためない!乾拭きがおすすめです。)”

“3)和室を活用する

よく使う和室は、カビが生えにくくなります。
乾燥した畳はさらっとして、梅雨も快適に過ごせます。

こちらの内容を動画にもしております。

https://youtu.be/xpyvM7wbryM

ご参考になれば幸いです。

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畳のカビの予防方法。雨の日が続く時は、畳の部屋のカビにご注意。

今年も梅雨入りしましたね。雨の日が続くと心配になるのはカビ。

畳の部屋に限らず、カビは、①高温 ②多湿 ③栄養分の3要素が揃うと繁殖します。

畳は、調湿効果に優れた床材です。梅雨のこの時期は湿気を吸収してくれます。畳を替えてから1~2年の新しい畳は、葉緑素という栄養分を多く含んでいるため、夏の暑い時期は、3つの条件がそろってしまうので、古い畳に比べてカビが生えやすくなります。

まずは、カビを出さないことが大事になります。

<<カビの予防方法>>

①湿度を下げる。
エアコンのドライまたは、除湿器使い除湿に努めてください。
扇風機で風を通すのも、一定の効果はあります。

②こまめに掃除をする。
頻繁に掃除をかける部屋と、ほとんど掃除をしない部屋では発生頻度が全く違います。

③部屋干しをしない。
湿度を部屋にため込むことになります。

④雨の日に窓を開けない。
湿度を部屋にため込むことになります。

⑤晴れた日には換気をする。
晴れた日でも外の湿度が高いじめっとしてる日は逆効果になりますのでお気を付けください。

⑥畳の部屋を使う。
よく使う部屋にはカビは出にくいものです。 ただし、タンスやテレビの裏や下には発生しやすのでご注意ください。

沢山書きましたが、私どもの経験上、普段のお掃除、風通しだけでも十分効果はあります。あまり難しく考えず、カビが出たら畳屋さんに相談するのもいいと思います。

 

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畳のカビの対処法 カビ予防編

本格的に梅雨入りしましたね。
この時期によくお問合せがあるのがカビについての質問です。

新築、もしくは畳替えをして2年間ぐらいは、
梅雨に限らず、台風の頃まで日本は湿度が高いので、カビ予防が必要です。

どんなところにカビが生えるのか??

高温 多湿  栄養分がある
この3条件が揃うとカビは生えます

気温25度以上 湿度70%以上になるとカビは生えやすくなります。

逆に3条件の1つでも解消できればカビはほとんど生えません。

カビを出さない6箇条
・エアコンや除湿機で1日中除湿する。(カビ対策には湿度コントロールが簡単でおすすめです)

・天気のいい日は窓を開けて換気(湿気の多い日は逆効果です)

・畳の部屋で洗濯物は干さない(干す場合は必ず除湿機を使ってください)

・畳の上にカーペット、上敷き、布団を敷きっぱなしにしない。

・こまめに掃除する。(から拭き、ダスキンでも可)

・和室を頻繁に使う(よく使う和室には不思議とカビは生えません、できるだけ毎日使って下さい)

逆にこんな家は要注意!!カビが出やすいので特にご注意下さい。

1.家にいないなど生活の都合上、あまり換気できない
「忙しいから」「手が回らないから」「家の窓を開けて回るのは体が痛くて自由に動けなくて大変」と換気を怠れば、空気も淀み湿度や室温が保たれ始め、カビにとっての好条件が揃い始めます。

2.冬でも床暖房やヒーター加湿器を多用し、適温を保っている
冬は乾燥し湿度が低い季節なので、屋内で加湿器を使う方もいらっしゃいます。そして室温も快適に保てば、室内環境は冬でも春や夏のような状態を保つことができます。
人間にとって快適な空間は、カビにとっても快適なシチュエーションです。

3.物件や家の構造が新しく、築年数が浅く、気密性が高い
新しい家は日本の職人技が発揮され、素晴らしくしっかりした構造で建設され、気密性高く造られています。住みやすく快適で、外からの侵入者や害虫を防ぐこともできる良い物件です。
しかし気密性の高い新しい物件で新しい畳を使うシチュエーションは、カビも繁殖しやすいです。

4.土地柄、湿気が多い
気象庁でも解説しているように、日本全体で北は亜寒帯、南は亜熱帯とまたがっています。日本には四季がありますが、適温まで温度が上がりやすく、
どの地域も湿度も高めです。おおむねどの地域でも海や湖や川などの水辺が近い形状をしています。

「どうしても湿気が多い」「家で何をしても、湿気が入ってくる、防げない」というシチュエーションでは畳にもカビが生えやすいです。

5.物件の都合上、日差しが当たらない・風が通りにくい
構造上もともと和室に日差しが入らない、窓を開けても窓の位置上風が通りにくい方角である、という物件はいくらでもあります。

カビ予防をして、和室を快適にお使い下さい。

次回は、カビが生えてしまった時の対処法について書きます。

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畳のお手入れ方法 畳に家具の跡がついてしまった場合

テーブルや、家具置いた跡が畳についてしまうことよくありますよね。

実は、へこみはご家庭でも直せるのです。

補修する方法を2つご紹介します。

補修手順1
1,霧吹きをへこんでいる箇所に2~3回吹きかけます。
2,手で水をへこんだ個所になじませます。
3,ドライヤーで温風を当てます。

このやり方は、裏技を紹介する番組、「伊藤家の食卓」でも紹介された方法です。
(めちゃめちゃ懐かしいですよね、この番組わかるのは30代以上の方でしょうか?)

補修手順2
タオルの上からスチームアイロンをかける。

補修手順3
厚い蒸しタオルで抑える

3つの方法ともイグサが水分を含むと膨らみ、乾燥すると元の形状に戻ろうとする性質を利用したものです。
イグサの芯の部分はハニカム構造と呼ばれるスポンジのような形状をしており、
なんと、コットンの3倍の吸水性があるんですよ(;゚Д゚)

補修作業は、畳の膨らみ具合を見ながら行ってください。
※新しい畳だと、水分と熱を当てたところが変色する可能性もあるのでご注意ください!!

『 畳へこみ補修 』で動画検索すると、それぞれの作業を説明したものがたくさんアップされています。
とても分かりやすいのでそちらも、参考にしてみてください。(光子)