畳のこと色々の一覧
八代に行ってきました。
八代のイグサ農家の草野さん、倉井さんとお話してきました。
今年の出来に満足な草野さんと自分(次男)
なぜかツーショットの倉井さんと自分(次男)
草野さん、倉井さんの畳表は一畳屋の中でも人気商品です。
良い畳表には、良いイグサが必要です。
今年の二人のイグサの出来は「天候にも恵まれ、強く、実入りが良いイグサができた。」と満足そうでした。
そんな二人の織りたての畳表がこちら
草野さんの畳表
倉井さんの畳表
どちらも水平にピンとしているのがわかるでしょうか。
実入りの良い強いイグサをバランスよく織り上げなければこのようにはなりません。
草野さん、倉井さんに共通することは、畳表に対して熱い想いを持ってイグサづくりから製織まで取り組んでいるところです。
草野さんの奥さんが、イグサを選別中
日本一新しいと豪語する倉井さんの表織り機
使っていただくお客様が長く、綺麗に生活できるようにとこだわってつくられた畳表は、3年以上経ってからその真価が発揮されます。傷みが少なく、焼け色が綺麗なんです。
このような畳表を作るために、試行錯誤しながら仕事に取り組む姿勢は、まさにイグサ職人といった印象です。
そんな二人のイグサ、畳表に対する思いを聞くたびに、毎回感化せれ、一畳屋も畳職人として負けてられないと熱意を燃やす、次男の八代レポートでした。
畳製作一級技能士試験 (技能編)
とうとうやってきました、畳製作一級技能士試験。技能編です。
8月の熊本。さらに5時間超の長丁場。ここ数日は全国1の暑さだそうで会場は蒸し風呂地獄です。が、今回は受験人数が少ないということでクーラー付の会場です。一転天国です。いいね。
今回一畳屋から受験するのは、亀井健二郎と緒方和生です。
彼らの勇姿?を写真でどうぞ。
ゼッケンA2は亀井健二郎君。お盆休み返上で練習に打ち込んだ成果が出ています。
ゼッケンA3は緒方和生君。畳職人歴13年の腕前で誰よりも早く作業を進めております。
緒方君は標準時間の1分前に、健二郎君は打ち切り時間の5分前に何とか仕上げました。
項目ごとに試験官が点数を付け技能士試験の総得点がはじかれますが、結果は筆記試験のあと最終的に合否で通知されます。
2人とも特訓の甲斐もあって手ごたえありのようです。あとは気を抜かず後日行われる筆記試験に臨むのみです。
幸あれ。