2017年の一覧
畳の勉強会10月の予定
ご来店のお客さまには、大変好評だった「畳の勉強会」10月も開催いたします!!
壁にかけてある、見本やカット見本、敷いてある畳など、見て触れて、体感しながら
畳の品質の違いや、住宅に合った畳の選び方、畳替えの一日の流れなど、予定通り1時間程の勉強会です。
前回は告知不足で、参加者は多くはありませんでしたが、近くは新町から、遠くは山鹿、城南からお越しいただきました。
本当にありがとうございます。
畳をすぐにではないけど、そろそろ気になり始めている。
いきなり見積もりに家に来てもらうのはちょっとためらいがある。
畳に興味がある。
どこの店か選ぶ前に畳の基本的なことを知りたい。
そんな、お客様がこの勉強会にはぴったりです!!
次回の開催日時は、
はじめての畳替えコース
10月21日(土) 22日(日) 23日(月)
各日 13:30~14:30
を予定しております。
場所は一畳屋坪井ショールーム
予約受付電話番号:096-343-3351
完全予約制です。
他の日程でも、1名様から対応いたしますので。
「畳の勉強会の予約」
とお電話でお申し付けください。
勉強会に参加いただいても、こちらからの営業は一切いたしませんのでご関心下さい(^^)
ご来店お待ちしております。
一畳屋
亀井 光子
美里町に行ってきました。その2
先日投稿した、フォレストアドベンチャー美里を無事にやり終え、
お昼ごはんを食べに やまめ茶屋さんにお邪魔しました。
美里町は、川の上流に位置するので
川魚料理が有名です。
こちらの他にも、やな場もあり、
フォレストアドベンチャーでの体験は、11時にコースをスタートし、
2時間の予定が、混雑していたので
終わったのは2時過ぎ(;゚Д゚)
やまめ茶屋さんへは2時半のラストオーダー少し過ぎてのの入店でしたが、
お食事をさせていただきました。ε-(´∀`*)ホッ
ヤマメ定食をいただきました。
塩焼きは、ふわふわとした触感、甘露煮は骨まで柔らかく煮てありどちらもとてもおいしかったです。
甘露煮は、ヤマメの南蛮漬けに変更できます。
ヤマメは、ご主人自ら養殖されています。
とっても新鮮です!!
だご汁もあっさりしていてだんごの硬さも私好みでした。
漬物、小鉢、ご飯全部おいしかったです!!
運動後、はらぺこ状態で行ったので特に美味しく感じました。
景色もすごく良かったので、思わず記念撮影。
昭和ピースで写真に納まっております。(n*´ω`*n)
紅葉時期景色はまた格別とのこと。
3333段の日本一の石段もあります。
食欲の秋、運動の秋を満たしに美里町はいかがでしょうか?
フォレストアドベンチャー美里に行ってきました。
今日は、熊本のおすすめスポットを紹介します。
ずっと行きたかったフォレストアドベンチャー美里に行ってきました。
フォレストアドベンチャー・美里は、
熊本県のほぼ中央に位置する熊本県美里町にあります。
九州自動車道、御船IC・松橋ICどちらかでも約40分!!
行くまでの、道のりも棚田や、森の中を通っていくので
良いドライブコースになってます。
美里町は、有名な通潤橋を筆頭に石橋が多く残っています。
修理中のところも多いですが、少し足を延ばしてみるのもおすすめです。
後ろに小さく見えているのが、ジップトリップ
湖の上を専用の器具をつけてわたります。
風の爽快感と、見たこともない景色、鳥になった気分が味わえます。
フォレストアドベンチャー美里は、
その名の通り森林を利用した巨大アスレチックです。
すごく怖そうに見えますが、安全器具を体に装着したうえで、
安全講習を全員がしっかり受けるので、途中で立ち往生してる人はいませんでした。
個人的に一番怖かったのは
13mから飛び降りる、ミノムシシュート
安全とわかっていても勇気がいります。
握力と脚力をかなり使います。
(高所恐怖症の方と、体力に自信のない方には厳しいかも・・・)
アクティビティ途中の写真は、携帯を落とすのが怖くて撮れませんでした(;^_^A
森林浴と、運動が一緒にできて、童心に戻れる楽しい施設です。
以下の利用条件があるのでお気をつけください。
小学4年生以上もしくは身長140cm以上、体重130kgまで
※保護者(18才以上の方)1名につき子供2名まで同伴可能です
アドベンチャー後は、施設から車で約15分に位置する、
道の駅美里「佐俣の湯」で汗を流してはいかがでしょうか?
無料の足湯もありました!
フォレストアドベンチャー美里のホームページはこちら
http://fa-misato.foret-aventure.jp/
温泉キャンペーン 去年の当選者さまからお葉書いただきました。
今年で4回目を迎える、「畳を感じる旅」プレゼントキャンペーン
昨年の当選者のお客さまよりうれしいお手紙をいただきました。
お礼のお葉書をいただいたのもすごくうれしかったのですが、
内容もうれしかったです。
文章をそのまま引用します。
八月の千人燈籠に合わせ山鹿の 山鹿の平山温泉「たいち」に行ってまいりました。
はじめての祭りに楽しんでまいりました。
温泉キャンペーンの目的は、
お客様に喜んでいただくこと、
熊本の魅力を再発見してもらうことで、
少しでも、熊本が元気になってくれることです。
はがきを見て、その目的がきちんと達成されているのが
確認出来てほんとにうれしかったです。
お葉書ありがとうございました。
この場を借りて、御礼申し上げます。
稗田町 O様 畳表替え
畳表替え・・・絆
縁・・・浮20
お母さまが、お茶をされており茶室の設えが素晴らしかったです。
特注の陶器の引手が印象的でした。
床の間も表替えさせていただきました。
畳表・・・龍鬢表
縁・・・金七宝
龍鬢表とは
夜露で湿らせ、天日で晒して黄金色になるよう加工します。
手間暇をかけた高価な畳表です。
目幅により「大目」「小目」があります。
花瓶や、壺などを置いたとき、
タンスの下のように青く跡がつかないように
最初から、焼いてあるのです。
目幅が、広いのも置いたものがより映えると
考えたのでしょう。
先人のアイデアが、今も残っているのは
伝統文化の良さだと思います。
ご近所食べ歩き日記 坪井ショールーム編
今日は、珍しく畳以外のお話です((笑))
坪井ショールームから徒歩圏内のお店をご紹介したいと思います。
上通にある「BLUE RABBIT」(ブルー ラビット)さん
今年オープンしたばかりのお店です。
坪井のショールームから歩いて20分ほど
散歩にはよい距離です。
熊本県産の果物を使った、ジュースや、ジャム、ソフトクリームなどが人気です。
私は、削りイチゴのソフトクリームをチョイス!!
その名の通り、三角コーンの中にはたっぷりの削りイチゴが入ってます。
濃厚なソフトクリームと、さっぱりの削りイチゴ!!
すごくおいしかったです。
次は、ジュースも試してみたいです。
地産地消というのも個人的にはうれしい部分です(^^)
興味のある方は是非どうぞ。
「手床」に「板入れ」 畳の豆知識
こんにちは!!前回に引き続き 三男 喜三郎です。
「手床」・「板入れ」
畳屋さん以外の方には全くなじみのない言葉が、
題名に並んでいますね (;^_^A
「手床」は前回説明した通り
手で作った床の事です。
「板入れ」とは
「框」と呼ばれる縁のつかない側に
檜板を縫い付ける作業の事です。
これは、畳の角が丸くならないように補強するためにつけます。
前回の記事に書いた「手床」にも「板入れ」がしてありました。
本来、替えの際には、畳屋が再度寸法を合わせ、
板を動かないようにしめなおします。
片方の「手床」にはしめなおした跡がありましたが、
もう片方にはありませんでした。
手間が掛かる。「板入れ」を知らない、できないなどの理由で
畳屋さんの中には、この板を取り外してしまわれる方もいらっしゃるのです。
伝統的工法を受け継ぐという面では、非常に残念なことです。
今回見た、「手床」についていた板の縫い止め穴も 12個と、15個で
ちょっと少ないように思いました。
70年以上前の「手床」なのでこんなものなのかもしれません・・・
今回は、2件とも畳新調だったので、板入れすることはなかったので
参考までに、「板入れ」の写真です。
髙見君技能試験の時
一畳屋では年に数回、手縫板入れ実習を行っています。
今後も、畳の技能の伝承と継承にも力を入れていきたいです。(喜三郎)
合志市 U様 畳 襖
畳表替え・・・七島
縁・・・アラベスク570(ピンク)
七島は三角のイ草を縦に裂いて使う特殊な畳表で
独特の風合いがあります
琉球畳とは元来、この七島表で作った縁無し畳の事でした。
昔は、むしろや柔道畳にも利用されていたほどです。
襖・・・こだま525
桐の花がモチーフの図柄で和モダンな雰囲気になりました。
畳表替え・・・一畳屋
縁・・・アラベスク510(濃いグリーン)
襖・・・こだま540
一畳屋の名前を冠した人気商品
襖は無地のシンプルなものをチョイス
部屋が明るくなりました。
網戸新調・・・18メッシュ
「手床の畳」 畳職人の独り言
こんにちは! 三男 喜三郎です。
京都の畳修行から、熊本に帰省してはや10年
なかなか目にすることのなかった、「手床」の畳に
一週間で2件も出会いました。(;゚Д゚)
「手床」とは、文字通り 機械は使わず手で作った「藁床」の事です。
※床とは畳の土台です。現在は機械で作るので、手床はほぼないのです。。。
1件は雨漏りによる損傷が激しく、もう一軒も経年劣化により新調になりました。
どちらも築100年以上のお宅です。
床から帰るのはお客様が生まれて初めてとのこと
つまり、70年~100年前の「手床」ということになります。
現在の機械づくりの藁床の寿命は、だいたい30年~50年
そう考えると、手床の丈夫さがわかります。
熊本に帰って4000件以上の畳のお仕事をさせていただきましたが、
「手床」に出会ったのは5件です。
とっても貴重なとこなのです。
【京都では4年間でもっと多くの「手床」に出会いました((笑))】
私たちの祖父にあたる2代目 亀井 重男は「手床」を作っていたそうです。
3代目の父 亀井 伸生「畳屋」になるころには、
機械化と分業が進み、機械で作った床を仕入れるようになり、
私たちは手床は作れません。
伝統工法が失われていく怖さと、寂しさを感じます。
畳の手縫いがそうならないように技術を伝承していきたいです。
次回は、板入れ畳について書きたいと思います。