産地研修会 in 八代
2月14日・15日 八代で畳の研修会に行ってきました。
主な、目的は産地の農家・たたみ店・問屋など畳業界に係る人の意見交換会です。
こちらは、交流会の2次会九州の若手畳屋さんが集まり意見交換会。
この写真に乗っているほとんどが畳の1級技能士、職人技のの話にも花が咲きます。
同世代の畳屋さんがこれだけ集まることはないので本当に楽しい会でした。
翌日は、意見交換会と勉強会です。
まずは、畳業界では有名な 「いぐさ・畳博士」森田先生による講演です。
日本一の産地八代ということで、意見交換会には、八代市長をはじめ、市役所のい業部担当者、八代市議会議員さんも多数参加されていました。
八代が全体の95パーセントを国産の畳表の生産量は、ピークの10の1に減って510件、
現在660ヘクタールほど、さらに毎年30件ほど農家さんがやめていってるのが現状です。
まだたくさんいると思われる方もいるかもしれませんが、実はこの生産者数というのは国産の畳表を生産するための、ぎりぎりのラインです。
というのは、現時点でもいぐさを生産する中必ず必要な機械ハーベスターとい植機が製造中止状態。オーダー件数が集まらないと再生産されない状態。
この状態を打破するため、畳業界だけでなく市や県一体になって対策を考えていこうということでした。
畳は、和の代表で、日本に合った素晴らしい敷物だと私は思います。
この文化や、畳のよさを伝える最前線にいる畳屋としてお客様にもっと情報発信していこうと思います。(光)
赤ちゃんに畳はよかですよ。
我が家では畳屋だけに畳の上で赤ちゃんを育てています。
ご覧のとおり頭をくっ付けてすやすやでございます。畳のおかげでございます。(と、思とります)ちなみに顔が似てないタイプの双子です。
シャッター音には敏感に反応して同時に泣き始めました。当然二人なんで倍の音量ですね。はい、元気でよかこつです。
「せっかく寝せたつになんしよっとね!」という背中がゾワッとする声がどこからともなく聞こえてきました。気のせいだと思いますが世のパパさんたちも気を付けましょう。同志よ。
元々は畳が敷いていないところに敷いています。厚みは3cmほどの薄さで段差は気になりません。3才児もつまずくことなく生活してます。
さらに、お部屋のかたちピッタリに作ってるので隙間もありません。
さらに、ヘリ無し半畳タイプで洋間にもマッチ。シャレてます。
さらに、畳表・畳床にこだわりクッション性、耐久性も◎です。
以上宣伝ブログでした。
リビングや洋間に畳を敷きたいとお考えの方は是非、一畳屋をご利用いただければと切に願っております。(慎)
峰雲院 畳奉納完了!!
昨年末から、企画していた、「峰雲院畳奉納」が完了いたしました。
日を追うにつれて動きも徐々にスムーズに、みんないい顔しています。
3日間の慣れない仕事で、全員体がバキバキ((笑))、その反面終了後の顔は充実感に満ちていました。
最後は、敷き合わせをしながら、仕事のでき具合をチェックしていきます。全員で、このように見ていけるのは研修だからこそ。
このような場を、与えてくださった峰雲院様には本当に感謝しております。
この研修を通じて、「私たちはやはりもの作り 畳の仕事が好きだということ」
「技術の伝承の大切さ」「先人たちの苦労」など普段仕事をしていると忘れがちになってしまうことを再認識することが出来ました。
本当にありがとうございました。
峰雲院 畳奉納 手縫い研修会
昨年から、企画していた「畳 手縫い研修」いよいよ本番です。
畳の技術向上と、手縫いの仕事の伝承のため今回の研修を行う運びとなりました。
場所は、坪井の峰雲院
お経をあげていただき、厳かに研修会が始まりました。
事前にプレスリリースしておいたので、なんと取材が2件。TKUさんとKABさんが来てくださいました。
畳の話題が少しでも、メディアに取り上げられることは業界にとって活力になるのでとてもありがたかったです。
台を5台本堂に入れさせていただき、7人の職人が交代で縫い上げます。
社長もこの日は直接指導!!
畳表の張りや、縫い方など一人ひとりみていきます。
職人たちが一針一針心をこめて畳を縫い上げます。
1日目が終わりおおよそ1人で畳2枚半を縫い上げました。
現在ではほとんど機械化されて、普段なら畳は1時間に10枚以上仕上がります。
そういう意味でも、手縫いは大変手間のかかる仕事です。
今回の研修(手縫い仕事)を通して、社員たちはものつくりの楽しさを再認識しているようです。(光)