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2年以内に畳替えされた方へ、梅雨の和室の注意点

もうすぐ、梅雨の時期になりますね。
梅雨といえば、気になるのはカビの問題です。

カビ の発生条件は、温度 ・湿度 ・空気(酸素 )・栄養分です。
畳替えして2年くらいまでの畳は、まだ栄養分が残っているので、古い畳と比べカビが生えやすくなります。

但し、正しく湿度管理をすれば、和室は梅雨をサラッと快適に過ごせる空間になりますので、
除湿と乾拭きをお願い致します。

温度(室温)が、20~30度 で、なおかつ湿度が75%以上、この条件が継続的に続いた場合に畳表表面にカビが繁殖しやすくなります。

畳が湿気を吸ってじめっとした場合は、乾拭きしてみて下さい。
湿気が布に移り、畳がさらっと気持ちよくなります。

さらっとした畳で昼寝もいいですよね(^^)

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「畳へのNG行動」畳に湿気がたまります

★濡れたタオルや、雑巾では畳を拭かないでください。

★和室での部屋干しはカビの原因となります。できるだけお控えください。

天然イ草の畳表は、 空気の吸収・放出を自然に行う性能があり 、「 空気中 のホコリ を吸収付着」「 湿気を調節」する生質を持っています。
当然これ は日本の風土から すると快適なのですが、 反面湿度が極端に継続する場合は、 どんどん湿気を吸収してしまいます。
新しい畳表ほどこの能力は高く、 古く使われた畳表はイ草が潰れてこの機能が衰えています。
また、目に優しい新畳の緑色は葉緑素ですので、栄養があります。

湿度+栄養+高温 がカビが繁殖しやすくなる条件です。

よって新しい 畳(畳表)ほどカビ が発生・繁殖しやすいのです。

特に、一年以内にイグサで畳替えをされた方は、カビを発生させないために以下のことにお気を付けください。

「畳へのOK行動」畳がサラッとします

1)5月の下旬から9月 の湿気の多い期間はお部屋を乾燥させるために除湿機・エアコンなどを使い除湿に努めてください。
締め切った状態で数時間でも効果はありますが、できれば一日中お願いします

2)畳の部 屋 を 使って下さい(^^)/ 人 が 歩 い た 所 や 、いつも使っている場 所はカビが生えません 、
しかし箪 笥やテレビの裏など はよく生えます 。お気を 付けください 。

3)洗濯物の部屋干しは避けて下さい。

4)梅雨の晴れ間も窓は開けないで下さい。外気の湿度は高いです。 締め切って除湿に専念して下さい。
数日間晴れが続けば大丈夫です。(ただし換気は大事です^^)

なにせ1年目は表皮が軟く蘭草の中の繊維もスポンジのようになって水分をたくさん蓄えますから
湿気を 必要以上に吸わせない事がポイントです。

5)畳の部屋の掃除はこまめに (乾拭きが一番良いです )ダスキンや、クイックルワイパーなどでもよいです。

6)湿気の多い時期、畳の上にカーベット、絨毯、上敷きなどを敷かないでください。
また、 カビ が発生するとカビ を餌とする ダニも発生しやすくなります。

カビ 対策=ダニ予防策です。

カビ の発生に 気を付けて快適に 和室をご利用ください。

それでもカビが発生した場合はお気軽にお問いあわせください。