生産者のこだわり橋口さんその2
昨日の続き、極み・古都の生産者橋口さんの畳表づくりのこだわりその2
橋口さんの目指す畳表とは
青すぎない畳表、肌なじみの良い畳表、イ切れが少なく色もそろったものでこれを実現させるために様々な工夫をしておられます。
通常畳表は、6・7月に草を刈り取り泥染め乾燥、その年の10月には長さや色で選別し織り始めます。いわゆる新草です。
新草は、新草の良さもあるのですが、前述したこだわりから、橋口さんは乾燥させたイグサをまず原草の状態で1年保管します。
通常新草は、青々しくきれいなのですが、畳表としておられた跡や、エンドユーザーの下で畳になった後予想外の色の変化をすることがあります。
しかし、新草では織らない橋口さんの畳表にはそれがほとんどありません、一年置くということは選別により製品として集荷できる畳表は少なくなるはずです。
さらに、極み 古都で使用するような草は、もう一年寝かせてからしか製織には入らないので、織り出すまでに計二年、
苗から畳表になるまでに最低四年を要しています。
このクラスのイグサは一反の畑から作れるのはよくて30枚程度非常に希少価値の高い商品です。
製織も通常1日1台の織機で10枚ほど織れるのですが、極み・古都の表は1日に2~3枚です。
それでも、橋口さんが畳表を作り続けていけるのは、橋口さんが畳表が大好きだということと、長年の経験により、毎年素晴らしいイグサを作れるということ
橋口さんはイグサの田んぼを一日3回見に行きます。週に1度しか見に行かない農家さんもいます。
細かな変化にも対応し作っている、橋口さんのイグサの田んぼはいつも青く輝いています。
まばらな変色を防ぐための温度管理、湿度管理も徹底されています。
この日は雨、作業所の湿度は40%前後に保つため3台の除湿器がフル稼働温度も低すぎるといけないそうでストーブがたかれていました。
外の天気、気温、湿度を見ながら、室内の環境を微調整するそうです。
エアコン完備のこの部屋は、出来上がった畳表を保管する部屋です。
こちらも湿度40%以下お客様の下に旅立つ畳表を大切に扱っておられます。
真剣に橋口さんの話を聞く長女(^^)橋口さん長時間のインタビューにご対応いただきありがとうございました。
これが一畳屋のラインナップ、極み 古都の畳表の作り方です。
材料の素材の良さもさることながら、一畳屋でも橋口さんのこだわりに負けぬよう一畳屋の畳一級技能士たちが丁寧に仕上がます。
値段は、ほかの商品と比べて高価ですが、その価値はそれ以上だと自負しております。
一畳屋のラインナップの中で、こだわりの商品群は、畳表生産者・畳職人のこだわりが詰まった大変希少価値の高い商品です。
最高の和室を作りたいお客様は、ショールームもございますので、機会があればぜひ一度ご覧ください。
一畳屋のラインナップで、おすすめの商品群もそれぞれの農家さんのこだわりが詰まっている、一畳屋が厳選した商品です。
各農家さんが作ったイグサの一番草で織っていただいた商品です。是非、見て・触ってお確かめください。
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