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いぐさ製織体験!!

先週の土曜、イグサ農家さんで畳表の製織体験をしてきました。
畳の材料畳表は、畳屋さんが作る物、と思ってらっしゃる方も多いかもしれませんが、
農家さんがいぐさの収穫から、泥染め、乾燥、
製織、つまり畳表に織り上げるまでを一手に引き受けてくださっています。

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いぐさは、収穫したあと、泥染め、乾燥し上の写真のような形で保存されます。

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いぐさを織る前に、製織の際にいぐさが折れてしまわないように適度に加湿します。

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機械で長さを選別した後、焼けや、折れがないか人の目で確かめ、

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長さをそろえ、織機にかけます。

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織機には、人が付きっきりで、機械に異常はないか、きちんと織れているかなどをチェックします。1日で織れる畳表は、10枚程度です。高級品になると、1日4枚程度しか織り上がりません。

中国産の畳表などに押され価格が下がり、熊本のいぐさ農家さんは10年前の半分以下に減ってしまいました。

以前、大手着物メーカーの社長の公演を聞いた際「伝統産業は産地と市場両方作っていかないと無くなってしまう」という言葉が、私の胸の中にはずっとあります。

お客様に喜ばれるのはもちろんですが、いぐさ農家さんも喜んでいぐさを作り、後継者に安心して継承していけるようにしていきたいと改めて思いました。

この研修会には全国の畳屋さんと産地の農家さん、問屋さんが参加しております。そこには、畳を愛する熱い仲間がたくさんいました。

一畳屋だけで、これをやるのは無理かもしれませんが、全国の仲間たちと共にいぐさの産地を盛り上げていきたいと思いました。(光)